明後日もその次もカレー








3月31日


先日、「ろじぱら」のワタナベさんからメールを頂きました。




>突然ですが、

>801小説書いていただけませんか?






き、来た。





赤紙だ。




ここでちょっと解説を。
「801(やおい)もの」とは大雑把に言ってしまえば、男同士の恋愛をテーマにした作品群を言います。方向性としては耽美であり基本的にはアニメや漫画のキャラクターを題材にするのですが、場合によっては実在する人間をモチーフとすることもあるようです。その歴史は古く、業は深く、そして世界は想像以上に広く、とてもここで一言では言い表せません。というかそんなに知りません。



昨年の12月に「兄貴の館」さんから始まったリレー801SS「学園天国」は、日記サイト管理人同士をモチーフにした801小説を、その管理人本人達がリレー方式で書いていくという企画でした。先日、その企画の第2弾がろじぱらをスタート地点として始まったのです。そして僕にもお誘いが。



冷静に考えて下さい。801なんて言葉を使ってますが、僕からしてみれば要はホモですよ。自分の登場するホモ小説。他の誰かが書くというなら特に問題ありません。むしろ笑って見れますが、自分で書くだなんて正気の沙汰じゃない。みんなどうかしてる。いくらワタナベさんに誘われたからってそんな変人の仲間に入るのは嫌です。僕はアニメキャラの脚やふとももを舐めたいだけのノーマルな人間なんです。特に脚の指と指の間を舐めたいのです。ねぶりたいのです。冗談じゃない。801なんてごめんこうむる。




「まあまあそう言わずに」


嫌だってば。そもそも小説なんて書けないし。


「大丈夫だから。1回だけだから」


いや本当に。無理無理無理!絶対そんなの無理!やめろ!離せって!絶対書かないからな!


「あ、でもさ」


「これって、サイト管理人としては美味しいんじゃない?」


え?


「あー確かにな」


え?


「有名サイトがいっぱい参加してるし」


「ストーリーも盛り上がってきてるしな」


「メールとか貰えるらしいぜ」





「どう考えても美味しいよ。よし、俺がやるよ」


「いや俺がやるよ」


あ、あの


「俺がやるってば!」


「いーや俺がやる!譲らないからな!」


「お前は下がってろよ!俺がやるんだ!」


「お前こそ下がってろ!俺がやる!」


い、いや僕がやる…

「どうぞどうぞどうぞ」
「どうぞどうぞどうぞ」






い、いや本当に無理だから!できないから!


「そう言うなよ。ネタとして十分いけるって」


「それにお前が人に誘ってもらえるなんて滅多にない事じゃないか」


う、うるさいっ!そんな事知るかっ!断固として断るからな!


「そうなの?じゃあ俺やるよ。これ美味しいよ」


「ズルいぞ!俺がやるって言ってんだろ!」


「譲らねえぞ!俺がやるってば!」


「俺だ!」


「俺だ!」


「俺だ!」


い、いや僕が…

「どうぞどうぞどうぞ」
「どうぞどうぞどうぞ」








えー。僕は実際に小説というものは書いた事ないですし、そもそも801のマナーや琴線というものが全く分からないのでどうしていいのか手探り状態なんですけど、せっかくのお誘いですしできる範囲で頑張ってみたいと思います。多少時間がかかるかもしれませんが期待せずに待ってて下さい。あ、やっぱり待ってなくていいです。






サラリと読み飛ばして欲しいです。






3月27日


新宿某所にて







モザイク部分は名前ではなくイニシャルなんですが一応







お前もがんばれ!(鏡に向かって)

このメッセージを書いた人を笑い者にするとか晒しあげるとかそういう意図は全く無くって。なんというか性の乱れが激しいとか言われている昨今に、こんなふうに一生懸命に「がんばる!」と言ってるのがなんとも愛らしいと思います。万が一このメッセージを書いた人がここを見ていたら、「卒業までにとか焦る必要は全くないが、頑張る事で人は磨かれると思うので頑張って下さい」と伝えたいと思います。そして「卒業の暁には制服を譲って下さい」とも伝えたいと思います。がんばれ!(自分のちんちんに向かって)







3月24日


ふつうにっき

残業中、夜の10時くらいに出力待ちになったので、机の上に置いてあった情報誌をパラパラとめくってたんです。


その雑誌が、ちょうどカレー特集をやっている号でして。東京の有名店がいろいろと紹介されていました。うわーどの店も旨そーそういや最近カレー食ってないんじゃなかったっけ。いけない!カレー分が不足している!死んじゃう!



早速帰り道にココイチに寄りまして。イカチーズカレーを注文してスポーツ新聞を眺めながら待つ事数分。わー来た来たうれしー!久々のカレーだーひさびさのカレ




そこでふっと思い出したんですよ。





今日のお昼がカレーだったことを。(大盛り)





いやもちろん昼も夜もカレーなんてのはよくある事です。しかしそれはあくまで自覚があってやっている事でして。これだけカレーを食べていて、かつその事を忘れて「カレー分が足りない」とか言ってる自分がちょっと心配になってきました。


昼も夜もカレーにして、それでもまだ足りないとなると今度はおやつまでカレーにしなくてはいけなくなってしまう。いくらなんでもそれはちょっと…(口いっぱいにカレーを頬張りながら)もりもりぱくぱく。




明日もカレーかな






3月22日


3月9日の日記で、「制服下さい」と募集をかけました。

あれから2週間ほど経過しまして。「いったいゴトウの所にはどれくらいの制服が集まってるんだろう」「ひょっとして制服と一緒に中身も食っちゃったんじゃないのか」といった興味を皆さん持っているだろうと思います。持ってるんでしょ?僕に興味津々なんでしょ?ちょっとみなさん無視しないで!こっち見て!こっちこっち!


えー、まあどれだけ集まったかとか具体的に話してしまうのは野暮だとは思うんですけど。









いや、どのメールも嬉しいですよ。嬉しいんですが、正直僕が期待していたのは「3年間使って汚れちゃってて…恥ずかしいんですけど」とか「次の後楽園のイベントで手渡ししたいです。その後は…後楽園の向かいにあるホテルで…」とか「私には双子の妹がいて、私はセーラー服の学校に、妹はブレザーの学校に通っていました。二人揃って卒業なのでゴトウさんに両方の制服を送ろうと思います。どっちが…好みですか…?」といった感じのメールでして。



衆議院議員選挙区画定審議会」だとか「大党派の最大利益のせめぎ合い」などの単語が入り交じってるメールは。僕の頭では。あの。その。




勉強になりました(世間の厳しさについて)




3月18日


3月18日は僕の好きな人の誕生日です。早速電話をしてマメな男を印象づけなくては。



もしもーし


「あ、ゴトウさん」


あ、えーとですねちょっとお話が


「あのさあのさ、ゴトウさんのサイトの掲示板に、ワタシの誕生日についての書き込みがあるね」


え?あ、ああ。はい。





そうなんです。どなたかは存じ上げませんが、過去の日記を読んで僕の好きな人の誕生日を覚えて下さっていた方がいらっしゃったようで。掲示板に「今日はゴトウさんの好きな人の誕生日なんですね」という書き込みをして下さっているんです。





「えへへ。なんだか嬉しいよ」


そ、そうなんですよ。僕もお誕生日をお祝いしなきゃと思って。


「…」


良かったら食事でもどうですか。美味しいカレー屋を見つけたんですよ。


「…」


あの、聞いてますか?


「あのさ」


はあ。


「忘れてたでしょ」


え?


「ゴトウさん。ワタシの誕生日忘れてたでしょ」


は?そ、そんな事は


「すっかり忘れてたんだけど、掲示板に書かれてるの見て思い出したんでしょ


い、いや違いますよ!覚えてましたよ!


「ホントかよ。怪しいな」


いや本当にちゃんと覚えてましたって!3月18日で「318」「サイヤ人」と覚えてました。


「誰がサイヤ人だ。そんな覚え方すんな」


いやでも覚えやすいし。


「ピッコロの方が好きだよ」


ピッコロ大魔王ですか。口から卵を産むあたりがいいのかな


「なわけねーだろ。古川登志夫の方だよ」


はあ。


「悟飯とピッコロの絡みが好きだよ」


はあ


「ドラゴンボールのマンガ買おうか悩むね」


はあ


「アニメ見たくなったよ」


はあ


「でもさ」


なんですか


「亀仙人の声の人死んじゃったの悲しいね」


ああ。そういえば。


「ちなみに、初代亀仙人は、ハイジのおじいさんだよ」


はあ


「初代と言えば、初代マシリトの声やってた山田康雄の命日は明日だよ」


や、山田康雄だったっけ


「声好きだったのに。悲しいよ」


えーと。ところで誕生日…


「誕生日なんてもういいよ。とてもそんな気分じゃないよ」


えええ


「ご冥福をお祈りします。くすんこ」







おかしい。僕は好きな人の誕生日のお祝いをして、あわよくばデートとかそんなことを考えていたはずだ。何故に電話に向かって黙祷しているのか。いや、亡くなった方のご冥福を祈るのは当然の事ではあるがだがしかし。何が悪かったんだ。




誕生日の覚え方が良くなかったのかな。





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